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【飜訳】OS X Mountain Lionを動作対象外の機種で無理矢理動かす方法 -前編-


今回発売されたOS X Mountain Lionでは旧機種の切り捨てが行われ、Appleからは2007年以前に発売の殆どの機種で動かないことが公式に発表されました。

ところが、海外のフォーラムでOS X Mountain Lionが動かないとされる旧機種で無理矢理インストールして動かしてしまった方がその方法を発表されていましたので、こちらに和訳して載せたいと思います。

なお、これは非公式な方法ですので、この方法を行った事による一切の損害に対しての責任は負いかねます。あくまで自己責任にて行って下さい。

原文はこちら:[GUIDE] SUCCESS! Install 10.8 on OLD unsupported Mac

準備:あらかじめMountain Lionインストール用に20GB程の大きさのパーティションを作成しておくこと。

用意する物

  1. 8GBのUSBメモリ
  2. 20GBの空きパーティション(Mountain Lionインストール用)

動く機種と動かない機種

  • Mac Minis with X3100 > 完璧に動作。
  • Mac Pros with upgraded graphics >完璧に動作。
  • MacBooks with X3100 > 動作する物の、ディスプレイ輝度とスリープに問題あり。
  • MacBookAir with X3100 >動作する物の、ディスプレイ輝度とスリープに問題あり。 
  • MacBookPros with X1600 > グラフィックに問題あり (Core ImageのフレームバッファモードでQuartz Extremeが機能しない)
  • iMacs with X1900 > グラフィックに問題あり (Core ImageのフレームバッファモードでQuartz Extremeが機能しない)
  • MacBooks with GMA 950 > 動作する。ただしQuartz Extreme/Core Imageをサポートしない。
  • iMacs with GMA 950 >動作する。ただしQuartz Extreme/Core Imageをサポートしない。
  • Mac Minis with GMA 950 >動作する。ただしQuartz Extreme/Core Imageをサポートしない。
  • Mac Pros with 7300GT and X1900XT >全く動かない。
  • iMacs with 7600GT >全く動かない。

手順

  1. まずはMountain Lionを購入して下さい。たったの1700円ですから。お願いします。
  2. LionがインストールされたパーティションからMacを起動し、Finderで不可視ファイルを表示できるように設定を変更します。やりかたはググって下さい。
  3. Mac App Storeで購入したOS X Mountain Lion.appを右クリックし「パッケージの内容を表示」をクリックします。Contents/Shared Supportフォルダの中に”InstallESD.dmg”というファイルがありますのでこれをデスクトップにコピーします。(訳者注:この後InstallESD.dmgをダブルクリックでマウントする物と思われる)
  4. 「不可視ファイルの表示」がまだ無効なら有効にして下さい。”BaseSystem.dmg”というファイルが見つかると思いますからそれを開いてマウントしてください。
  5. 8GBのUSBメモリを差し込み、Disk Utilityを開きます。Disk Utilityで先ほど差し込んだ8GBのUSBドライブをクリックし、「復元」タブをクリック。サイドバーからBaseSystem.dmgをソースにドラッグ、続いてUSBメモリを復元先にドラッグします。この工程は大体10分から20分ほどかかります。無事に復元が完了したらUSBメモリを開き、System→Installationとフォルダを開き、中にある”Packages”というファイルをInstallESDの中にある同名のファイルで置き換えます。このファイルはおよそ4GBほどです。
  6. コピーが完了したら、さらに置き換えるファイルがいくつかあります。リンクから1.14MBのZIPファイルと、hackedOSInstall.mpkgをダウンロードします。(訳者注:どちらもZIPファイル)
  7.  ダウンロードした二つのZIPファイルを展開すると、” MountainLionHack”というフォルダが現れます。中には”CoreServices”と”i386”の二つのフォルダと、”OSInstall.mpkg”というファイルがあると思います。先ほど作成したUSBメモリを開き”/System/Library”フォルダを開きます。そしてダウンロードしたZIPファイルから展開された”CoreServices”フォルダの中身を”/System/Library/CoreService”フォルダへドラッグしマージします。(訳者注:フォルダをドラッグするとマージではなく置き換えになるので注意。必ずフォルダの中身をドラッグすること)、同様の手順でUSBメモリの”/usr/standalone”フォルダを開き、先ほどダウンロード・展開した”i386”フォルダの中身を”/usr/standalone/i386”までドラッグしてマージします。最後に、USBメモリの”/System/Installation/Packages”を開き、先ほど入手した”OSInstall.mpkg”をドラッグしてファイルを置き換えます。
  8.  Optionキーを押しながらMacを再起動します。先ほど作成したUSBメモリを起動ドライブとして選択しエンターキーを押して下さい。インストール画面が表示されたらインストール先ドライブの選択が現れるまで「次へ」をクリックし続けること。ドライブ選択画面で全てのドライブを表示するように設定した後、Mountaion Lion用にあらかじめ作成しておいた20GBのパーティションを選択し、インストールを行います。インストールの完了後システムが再起動しますが、まだ絶対にMountain Lionパーティションからの起動を試みないで下さい。システムの再起動時にはOptionキーを押し続け、Lionから起動します。Lionが起動したら、先ほどの”MountainLionHack”フォルダにある”PlatformSupport.plist”ファイルをMountain Lionパーティションの”/System/Library/CoreServices”の中へコピーしファイルを置き換えます。
  9. Mountain Lionパーティションから起動し、Macのセットアップを行って下さい。(手順はまだ終っていません。引き続き手順に従うこと)
  10. グラフィック(訳者注:グラフィックアクセラレーションの事だと思われる)とサウンドが機能していないことに気づくと思います。

訳者注:手順はこれで終わりではありません。グラフィックとサウンドを有効にする手順が続きますがそれは後編にて。詳しく知りたい方は原文を参考にしてください。