マザーボード修理 ~MSI PM8M-VH編~


 今回のご依頼はMSIの「PM8M-VH」です。
依頼者様によりますと「最近パソコンが固まることが多くなりましてマザーボードを見たところCPU周りのコンデンサがほとんど液漏れしていて無惨な状況でした。」とのことでコンデンサの交換のご依頼を頂きました。

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 調べてみるとCPU周りのコンデンサには日本製コンデンサが使われていましたが、メモリスロットやAGPスロットの周辺のコンデンサにはTAEPOという台湾のメーカーのコンデンサが使われており、16本のうち14本が膨張したり液漏れを起こしておりました。

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 依頼者様から「膨れたり液漏れを起こしていなくても、怪しいコンデンサはすべて交換してほしい」との要望を頂きましたので、このTAEPOの16本のコンデンサをすべて取り外しました。
 TAEPOというメーカーは聞いたことのない名前でしたので、詳しく調べてみたところどうやら過去に問題のあるコンデンサを製造していたメーカーだという事がわかりました。
 早速こいつらをコンデンサ墓場にブチ込みまして、日本製コンデンサに交換します。

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交換に使用したコンデンサ
ニチコン低ESR 電解コンデンサ UHM0J102MPD
6.3V 1000μF Φ8×15mm 16本

流石に16本もありますと交換作業が大変なのですが、ここはひとつ気合いで乗り越えます。

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無事交換作業が完了しました。
なおこの作業で一ヶ月前に新調したハンダゴテのコテ先がもうダメになってしまいました。(メッキが取れた)おそらくハンダゴテのターボスイッチを多用しすぎたせいだと思われます。
DSCF8144.jpg現在依頼者様からの動作確認の報告待ちです。

マザーボード修理 ~DELL Dimension8400~編


 今回のご依頼はDELL Dimension8400のマザーボードです。

 依頼者様によると、「DELL Dimension8400 が起動しなくなりマザーボードを確認したところ電解コンデンサが膨らんでいて電解液が出ている」との事でご依頼をいただきました。

 到着したマザーボードを確認してみると、メモリスロット周辺のコンデンサ5本が膨らんでいました。(写真には4本しか写っていませんが、実際にはこの4本の他にもう一本ありました)
 なるほど、場合によってはこれぐらいの膨らみでも起動しなくなるぐらいの致命傷なわけですね・・・。
 私が自分のビデオカードのコンデンサを取り替えたときは破裂してもしばらくの間は動き続けていました(動作は不安定でしたが)
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 なおこのコンデンサはニチコンHNですが、ゴールドのスリーブのHNですので、ずいぶん昔に製造されたHMですね。いわゆる問題を抱えていた時期のHNの可能性が大です。

使用コンデンサ

ルビコン 超低ESR小型アルミ電解コンデンサ
10V 1000μF 10MCZ1000M Φ10×12.5 × 5本

 これはいわゆる低背モデルと呼ばれる物ですが、通常サイズのコンデンサに比べて低背モデルのコンデンサはなかなか希望するスペックの物を探すのが大変でありまして、今回は元々取り付けられていたニチコンHNの低背モデルと互換性があるルビコンの同サイズのコンデンサを使用しました。
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 部品が入手できればこちらのモノ。
早速膨張コンデンサには退職していただき、私のコンデンサ墓場に葬り去ります。(電解コンデンサはどうやら好き勝手に処分してはいけないそうで、私は専用の箱に破損コンデンサを溜め込み、その箱をコンデンサ墓場と呼んでいます)
 そして新しいコンデンサを取り付けるわけです。
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 その後依頼者様から「昨日マザーボードを取り付けPCを無事起動(使用)することが出来ました。 」とのご報告を頂きました。

おまけ(例のコンデンサ墓場)
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マザーボード修理 ~GIGABYTE GA-8IPE1000 Pro編~


 今回のご依頼は「GIGABYTE GA-8IPE1000 Pro」になります。
実は私も個人的にGIGABYTEのマザーボードのユーザーでして、2003年以降のGIGABYTEのマザーボードはすでにコンデンサに関してはタフになっただろうと思っていたのでこれが実に意外でした。

 今までの依頼では主にCPU周りのコンデンサの交換依頼でしたが、このマザーボードはCPU周りのコンデンサは余裕でピンピンしており、逆にAGPスロット周りのコンデンサが膨らんだり電解液が漏れたりしていました。依頼者様に今まで発熱が大きいビデオカードを使用したことがあるかと問い合わせをしてみたところ、「特にそのような事はない」との返答を頂きましたので、おそらく犯人は不良ロットのコンデンサの残り組でしょうな。

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今回使用したコンデンサ

ニチコン HM (低ESR 電解コンデンサ) HM0J102MPD
6.3V 1000μF Φ8×15mm × 5本

 元々マザーボードに載っていたコンデンサは8Φ×11.5mmのサイズなのですが、あいにく同じサイズのコンデンサが品薄で入手困難になっていたため、依頼者様に高さが4ミリほど高くなるが問題が無いか確認したところ、問題が無い、とのことでこのコンデンサを使いました。

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 ということで憎き膨張コンデンサには早速退職してもらい、新しいコンデンサを取り付けました。この作業は新調した半田ごてで行ったので今までに比べてかなりスムーズに行えました。

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 その後マザーボードは無事稼働しているようで「マザーボード受け取りまして、早速利用しております。動作に問題ございませんし、非常に仕上がりもきれいで感謝感激です。」とのご報告を頂きました。このマザーボードは依頼者様のご家族の方の為のPCとして第二の人生を歩む予定であるそうです。

マザーボード修理 ~Hewlett-Packard 型番不明機種~


 大変有り難いことに最近わりと頻繁にコンデンサの交換の依頼を頂いておるのですが、何分忙しくて修理レポをブログに書く時間が取れませんでしたので、やっと時間が取れた今、一つずつ書いていこうと思います。

 さて、最初のご依頼はHewlett-Packardの型番不明機種です。
「起動中急に電源が落ちたために、HD故障かと思い新品HDを買い求めリカバリーをしていましたところ最初の症状と同じ結果(急に電源が落ちる=起動ランプは点いたまま)になりました。」との事で、その後マザーボードを確認したところコンデンサが膨らんでいたそうです。

 というわけで早速到着したマザーボードを確認してみると、なんと17本のコンデンサが膨らんだり液漏れを起こしていました。今まで引き受けさせて頂いた依頼の中でも最多の本数です。
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 さて、今回から自分でマザーボードのコンデンサの交換を行いたい方の為に、交換したコンデンサの大きさや耐圧、静電容量などをブログに書いていこうと思います。

今回は、

ルビコン 超低ESR小型アルミ電解コンデンサ

6.3V 1500μF Φ10×12.5mm 12本
16V 1000μF Φ10×16mm 5本

の合計17本のコンデンサを使いました。

17本という本数は結構大変でしたが、無事全部交換が完了しました。
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 ちなみに、マザーボードを見ていたらこんなプリントを発見。
開発者のお遊びでしょうか?
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 なお、このマザーボードは熱の分散が良すぎて、コンデンサを取り外す際に30ワットの半田ごてではウンともスンとも言いませんでしたので思い切って半田ごてを新調しました。

 これがなかなか使いやすい!
時間があればこれのレビューも書こうと思います。

さてこのマザーボードは現在依頼者様からの動作確認待ちでございます。