大変有り難いことに最近わりと頻繁にコンデンサの交換の依頼を頂いておるのですが、何分忙しくて修理レポをブログに書く時間が取れませんでしたので、やっと時間が取れた今、一つずつ書いていこうと思います。
さて、最初のご依頼はHewlett-Packardの型番不明機種です。
「起動中急に電源が落ちたために、HD故障かと思い新品HDを買い求めリカバリーをしていましたところ最初の症状と同じ結果(急に電源が落ちる=起動ランプは点いたまま)になりました。」との事で、その後マザーボードを確認したところコンデンサが膨らんでいたそうです。
というわけで早速到着したマザーボードを確認してみると、なんと17本のコンデンサが膨らんだり液漏れを起こしていました。今まで引き受けさせて頂いた依頼の中でも最多の本数です。
さて、今回から自分でマザーボードのコンデンサの交換を行いたい方の為に、交換したコンデンサの大きさや耐圧、静電容量などをブログに書いていこうと思います。
今回は、
ルビコン 超低ESR小型アルミ電解コンデンサ
6.3V 1500μF Φ10×12.5mm 12本
16V 1000μF Φ10×16mm 5本
の合計17本のコンデンサを使いました。
17本という本数は結構大変でしたが、無事全部交換が完了しました。
ちなみに、マザーボードを見ていたらこんなプリントを発見。
開発者のお遊びでしょうか?
なお、このマザーボードは熱の分散が良すぎて、コンデンサを取り外す際に30ワットの半田ごてではウンともスンとも言いませんでしたので思い切って半田ごてを新調しました。
これがなかなか使いやすい!
時間があればこれのレビューも書こうと思います。
さてこのマザーボードは現在依頼者様からの動作確認待ちでございます。