TUBE MP改善計画 第2弾
本日は前回のコンデンサ交換に引き続き、TUBE MPの真空管の交換ネタでございます。
前回のコンデンサ交換では、小さな音にまとわりつくザラザラとしたノイズが無くなったのですが、依然としてホワイトノイズ(熱雑音)がかなり残っていましたので、ひょっとしたら犯人は真空管かも? と狙いを定めていたわけです。
早速真空管を購入
これが今回購入した真空管「GT-12AX7R」です。サウンドハウスから取り寄せました。スペック的には12AX7です。Groove Tubesは主にギターアンプ用の真空管を取り扱っている業者なのですが、数多くの真空管の中からクオリティや特性ごとに真空管を一本ずつ厳選して販売しているそうです。
なお、Groove Tubesで取り扱っている真空管はオーディオ用としても広く使われている真空管ですので、ギターアンプにしか使えないというわけではありません。
古い真空管(左)と新しい真空管(右)
よく見るとゲッター(真空管上部の銀色に光っている部分)が古い真空管では残り少なくなっている事がわかるとおもいます。このゲッターと呼ばれる物は、真空管内部で発生するガスを吸着することで真空度を保つ役割があるそうなのですが、真空管を使い込むとこれが徐々に少なくなってきて、しまいには真空度を保てなくなり性能が落ちていくそうです。
古い真空管
新しい真空管
TUBE MPは改造の土台にもってこいの機材です
かつては定価が26000円ちょいだったTUBE MPですが、現在はサウンドハウスにて5,800円で売られています。私は560円でコンデンサを取り替え、2000円で真空管を取り替えました。3000円以内の出費で音がかなりクリアになりノイズが少なくなったので、これはコストパフォーマンスが高いと言わざるを得ないのではないでしょうか。