ビデオカードのコンデンサを交換


前回のエントリで、壊れた2枚のビデオカードのうち部屋に眠っていた1枚のビデオカードのコンデンサを暫定的にオーディオ製品用の電解コンデンサに交換する記事を書きましたが、同時に「この手の回路には低ESR品を使う事が鉄則」とも書きました。

そこで、改めて三栄電波から超低ESRコンデンサと個体電解コンデンサを注文し、ビデオカードの本番修理に臨みました。

注文したコンデンサ。左側のは固体電解コンデンサ。低いESRと高い信頼性が特徴。そして「固体」の字通り、電解質に液体を用いていないのが特徴。右側のはコンピュータ用超低ESR電解コンデンサ。主にデジタル回路の電源の平滑とノイズ除去に用いる。
左側の固体電解コンデンサは、もう一枚のビデオカードの修理に用いる予定だったが、リード線の太さが太すぎて基板に入らないというアクシデントが発生したため、修理をあきらめた(汗) これ高かったんだぞ(汗)
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それで、もう一枚の方のビデオカードですが、こちらは無事本修理が終わりました。
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さて、本修理を終えた感想ですが、元々故障したビデオカードが直って良かったのは勿論ですが、安物ビデオカードに見られる微妙なノイズがまるっきり減りました。そして、文字や画像がクッキリしました。

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こうも効果がはっきりと見てとれると、部屋中の家電のコンデンサを片っ端から高級なものに交換したい衝動にかられます。
私が思うに、電解コンデンサは有寿命であると同時にその品質が製品全体のクオリティを左右する点において、自動車のエンジンオイルとよく似ていると思います。

 ちなみに当サイトでは、コンデンサが破裂して動かなくなってしまったビデオカードやマザーボードのコンデンサを高品質な日本製品に取り替えるサービスを行っております。
費用は部品代+手数料2000円+送料のみです。 部品代は大量のコンデンサを使用してる製品でないかぎり500~1500円の範囲内に収まるはずです。

 興味のある方は、マザーボード、ビデオカードの電解コンデンサの交換サービスのページをご覧ください。