しかし、MSXは死に絶えてはいなかった!


 ネットをブラブラ見ていたら、MSXパソコンの組み立てキットなるものを発見しました。
しかも、MSXというから古い商品かと思いきや現役の商品だそうです。

https://www.offshore-ww.com/gr8bit-top.html

 MSXとは1983年にマイクロソフトとアスキーにより提唱された8ビットパソコンの規格で、当時ソニーや松下、三菱、日立などからMSX規格のパソコンが発売されていました。

 実は私がコンピュータと出会い、プログラミングにハマるきっかけとなったのがサンヨーのMSX2+で、走査線割り込みからプリンタポートによるMIDI演奏まで、出来ることはやり尽くしました。私がMSXと出会っていなかったら今現在こうしてコンピュータでプログラムを作ったり音楽を作ったりはしていなかったでしょう。

 ただ、心残りなのは、私が当時プログラム雑誌(ベーマガやMSX-FAN)に投稿したプログラムが何一つ採用されなかったことです。無念。

 ちなみに、15年ほど前、私はとある同人ソフトサークルに所属しており、こちらのページでいくつも紹介されているMSXの同人ソフトのとある作品(3つぐらい)の開発(音楽と自分のコーナーのプログラム)に携わりました。実は今もそのディスクを所有しているのですが、今改めて見てみると中二病全快で・・・恥ずかしい・・・。

さて、このキット、GR8BITという商品だそうで、ロシア人による開発だそうです。

 このように箱を開けると、必要な部品がバラバラに入っており、自分で半田付けなどを行って組み立てるキットになっています。

gr8box_open.jpg

 そしてこれがメインボード。CPUは載っていません。しかしこのメインボードはATX規格になっており、ATX電源コネクタまで搭載しています。
gr8bit_main_board.jpg
そして、こちらがCPU基盤。これをメインボードに差して使うようです。Z80が載っています。
gr8bit_cpu_board.jpg
 こちらはVDPが載っているボード。V9938というVDPチップが載っています。今のパソコンでいうビデオカードに相当するボードですが、能力的には天と地以上の差があります。
gr8bit_video_board.jpg
各種基盤を組み立ててATXケースに組み込んだ所。
gr8bit_proto.jpg
ちゃんとMSXのゲーム(メタルギア)が動いています。すごい!
gr8bit_metal_gear.jpg
気になるお値段は、4万2500円! 今の時代で考えると高いですね・・・。
詳細なスペックはhttps://www.offshore-ww.com/gr8bit-2.htmlに掲載されています。