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初代iPodのバッテリーを交換しました。


 本日は、今から10年前に購入した初代iPodのバッテリーを大容量の社外品と交換してみました。

壊れたと思った初代iPodが壊れていなかった件

 実は、5年ほど前に私の初代iPodが動かなくなりました。それまでMacで使っていた初代iPodをWindowsで使おうと再フォーマットし、Windowsマシンに接続するもブルースクリーンが多発、そしてついにはiPodを認識しなくなるどころか充電さえできない状態になったのです。これはもうiPodそのものが壊れてしまったんだと思い、そのまま5年ほど放置していました。

 しかし、最近ふとiPodをiMacに繋いで見たところ認識するどころか曲の同期までできるではないですか。どうやらハードウェアは全く壊れていませんでした。

 では何が壊れていたのか。それは、iPodに付属のFirewireケーブルです。これが内部で断線していたらしく、Windows上でiPodを同期する際にブルースクリーンが多発していたのです。

 それにしてもiPod発売当時の衝撃はすさまじいものがありました。なにしろそれまで私は音楽を外に持ち出す際にはポータブルCDプレーヤー+CD-Rという組み合わせでしたから(MDにはいまいち魅力を感じなかったため購入には至りませんでした)、1000曲も入って一瞬で曲を切り替えられる、それに振っても揺らしても音飛びしないiPodの登場に非常に興奮したものです。当然私は発売日に衝動買いしていしまいました。

 しかしさすがに10年前に発売された製品です。バッテリーはへたっており、10分も曲の再生をすればバッテリー切れに。

Appleのバッテリー交換サービスではもう受けつけてもらえないようだった。

 そこではじめに考えた事はAppleのバッテリー交換サービスを利用するということです。ご存じの通りAppleは古くなったiPodのバッテリー交換サービスを行っています。実はこれ、申し込むとバッテリーどころか本体まで新品になって返ってくるという素敵すぎるサービスなのですが、申し込むには本体のシリアル番号が必要です。

 試しに私のiPodのシリアル番号を打ち込んでみたところ・・・。

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 「シリアル番号が見つかりません」出てきました。さすがに発売から10年も経っているとサポート期間も過ぎてしまったようです。

大容量が魅力の社外品バッテリー

この際ですから社外品の大容量バッテリーに換えてみることにしました。

 今回入手したのは「Pod 1G&2G用 互換バッテリー2200mAh」 元々iPodに入っていたバッテリーは1200mAHですから8割近い容量アップです。私はここのショップで購入したのですが現在売り切れてしまっているようです。
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 このセットにはバッテリーのほかにiPodを分解するための工具が付属しています。
バッテリーは思いの外柔らかかったのでびっくりしました・・・。
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 付属の工具をiPodの隙間に差し込み、iPodの周りをぐるっと一周させます。すると裏蓋がカパっと外れます。なお工具の差し込みには予想以上に力がいります。
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 裏蓋を開けたところ。元々もバッテリーはソニー製でした。
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 バッテリーはハードディスクのすぐ上にゴム版で接着されています。
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 コネクタの取り外しにはそれほど力は要りませんでした。
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 新しいバッテリーをセットしたところ。
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 見事完全復活を遂げた初代iPod。
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 この機会ですから、iPod touchと比べてみます。
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厚さの比較

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 初代iPodを若い人に見せると「ありえないぐらい分厚い!」という反応が返ってきておもしろいです。

 それにしても、改めて初代iPodを使ってみると、フラッシュメモリベースのiPod touchに慣れてしまった身としては、曲を選んでから再生されるまでの「間」がえらく長く感じました。曲を選んで再生ボタンを押すと「キュイーーーン」とハードディスクが回り出してしばらくしてから曲の再生が始まるのです。購入当時はそんなに気にならなかったのですが、慣れとは恐ろしいものですね。