今回のご依頼はAOpen MS46Lのコンデンサ14本の交換作業のご依頼です。
このマザーボードは2002年発売のマザーボードで、台湾製や中国製のコンデンサが大量に使われていた時代の物です。
ただ、私が思うにこの時代のマザーボードは今ほど電源にシビアでは無かったため、こういうコストダウンも致し方ないのかもしれません。無論長持ちするに越したことはないのですが・・・。
緑枠:16V 2200μF 12.5φ
赤枠:6.3V 1000μF 8φ
まずは小さなコンデンサからコツコツと。
メモリスロット付近にある小さなコンデンサ類ですが、見事に液漏れを起こしています。
これらのコンデンサをサンヨーのWGに交換します。この時代のマザーボードにサンヨーのWGはかなり贅沢と言えるでしょう。しかし依頼者様に同梱して頂いたコンデンサですのでありがたく使わせて頂きます。
小さいコンデンサの交換は完了!
取り外したコンデンサを見てみますと、コンデンサの下部がぐちゃぐちゃになったり、電解液が漏れだしている物が多数見受けられます。Lelonのコンデンサは上部よりも下部が膨らんだり液漏れを起こしたりすることが多いようです。
次に、CPU周辺の大きな3本のコンデンサを交換します。使用するコンデンサは日本ケミコンのKZH。
16V 2200μF (12φ)×3本
やはり大きいコンデンサは小さいコンデンサに比べて若干作業がやりやすいですね。
取り外したコンデンサ。こちらもLelonのコンデンサが使用されていました。やはり底の部分が若干膨れています。