マザーボード修理 ~Gigabyte GA-8IGML-T編~


 今回のご依頼は、GIGABYTEのGA-8IGML-Tのコンデンサ9本の交換作業です。
このマザーボードは2002年発売のマザーボードで、やはりコストダウンのためか中国製や台湾製の安価なコンデンサが利用されていました。GIGABYTEといえば今でこそ「オール日本製固体コンデンサを採用」を謳ったマザーボードを発売するメーカーですが、当時はコストダウンに必死だったのでしょうね。

緑枠部分:16V 1500μF
赤枠部分:6.3V 1000μF

DSCF9741.jpgまずはCPUの周辺の大きなコンデンサ3本を交換します。DSCF9746.jpg 取り外したコンデンサはCHOYOという中国のメーカーのコンデンサ。2002年あたりに製造されたもので、やはり評判がよろしくない模様です・・・。
DSCF9873.jpg交換に使用するコンデンサはルビコンのMCZです。
16V 1500μFで10φの製品を利用します。
DSCF9866.jpg

サクッと交換完了。
DSCF9868.jpg

続いて、AGPスロット周辺の小さいコンデンサ4本とメモリスロット付近の2本を交換します。
若干の膨らみがあります。
DSCF9745.jpg
DSCF9744.jpg

交換に使用するコンデンサはサンヨーのWGで、依頼者様がご用意して下さいました。
サンヨーのコンデンサは高信頼で評判で、一昔前のマザーボードのVRMの一次側等、特に信頼性が要求される部分に使用されている事が多かったようです。
 今の固体コンデンサが主流になったマザーボードでは「SEPC」という固体コンデンサがよく利用されています。ちなみにサンヨーでは固体コンデンサの事を「OSコン」と称して販売しています。


DSCF9752.jpg交換後の様子
DSCF9754.jpg同じようにメモリスロット付近の2本も交換完了。
DSCF9756.jpg