非AFTなHDDを今更ですが買ってみました。


ご存じの通り、現在HDDは1TBや2TBといった大容量の製品が一万円を切る値段で買えたりしてコンピュータユーザーにはウハウハな状況ですが、実はXPユーザーには罠があります。

現在出回っているHDDの多くは「AFT」(正確にはBigSectorと呼ばれる)という規格でフォーマットされており、このAFTでフォーマットされたHDDをXPでそのまま使うとパフォーマンスが低下するといった現象が発生します。

Windows VistaやWindows 7などはAFTに正式に対応しており、こういったパフォーマンスの低下は無いようですが、残念ながら私はAFTに正式対応したOSを使っておりませんので、今更ですが非AFTのHDDを買ってみました。

なお、AFTで物理フォーマットされたHDDでもジャンパピンを設定したり専用のツールで再アライメントを行うことによりAFT非対応なOSでもパフォーマンスを落とすことなく利用できるそうです。

というわけで、今回購入した物はコレです。HGSTの「HDS5C3020ALA632」現在では貴重な非AFTなHDDです。(それにしても長すぎる型番ですな)

回転数が5940rpmということで、現在出回っている7200rpmよりも回転数は劣りますが、そもそもデータ置き場&バックアップ用に購入したためスピードはあまり重視しないのと、HDDの温度が上がるのは精神的によろしくないためこれで満足です。
IMGP0762.jpg

ベンチマーク

さっそくベンチマークを取ってみました。

HDS5C3020ALA632_Benchmark.png

 シーケンシャルアクセスはデータ倉庫用としては十分過ぎる程速い数値が出ています。問題は極端に低い4Kブロックのランダムアクセス。可動部品を使ったHDDの宿命でしょう。OSの起動時間やアプリの起動時間はこの4Kブロックのランダムアクセスが大いに影響するそうです。これ以上の向上を望むのならSSDを買うしかありません。
今更HDDという気もするけど
 現在はSSDなどの高速な記憶装置が普及し始めていますが、ギガバイト単価で考えるとHDDの安さはやっぱり魅力的です。
おそらくSSDがいまよりもずっと安くなり、容量もそれなりに大きくなったら私もSSDに移行するかと思いますが、今のところはHDDで十分です。